人生最大の苦労の話 第3話

さらなる悲劇
それは翌朝(11月23日)、社長からの電話から始まる
出向先の社長「実はパウ名古屋店のプレイランドの店長が急に辞めたので、君の片腕君に次の店長が決まるまで行くように伝えてくれ」
おいどん「は?つまり石和は私1人で見ろということですか?いつまでに片腕君が戻ってくるか確約が貰えないと承知できません バイトを足で探すという無駄な仕事が増えたのに1人でなんか無理ですよ」
出向先の社長「わかった じゃあ長くても11月30日までと確約しよう」
おいどん「わかりました ただなるべく早く彼を戻してもらわないと石和も厳しい状況になりますよ」
とりあえず明らかに予想できることを忠告したんですけど、このダメ人間な社長は「運営」がわかっていないので、この忠告が無駄だと知るのはもうちょっと後でした
この日の仕事は昨日採用した2人のバイトに連絡を入れて採用したことと、知り合いでバイトをしてくれる人がいないか探してもらうことでした
それからユメックスに載せる募集広告の手直しをしてFAXし、名刺を作りに行き、地元の酒屋にお酒を買いに行きました
前にも書きましたが私は一切お酒を飲みません
何のために買ったかというと、「お仕事」のためなんですね
みなさんはゲームセンターの一番の敵は何だと思います?
私はPTAと警察(生活安全課)と周辺学校の生徒指導教員だと考えています
ヤクザ屋さんも絡まれるとちょっと大変ですが、この場合は警察が味方になってくれるのでなんとかなるんですよ
でもPTAと生活指導教員から警察に何か言われると、私が呼び出されたり、始末書を書かされることもあるんです(過去に書かされた経験ありw)
特にPTAで悪い噂を立てられると客足に響く場合もあるんです
こんな感じでこの3つは敵に回しちゃまずいんですよ
酒屋でお酒を買うときに近くの中学校、高校の数と土地の人柄を教えてもらいました
それから山梨学院大学に行き、学生課でバイト募集の広告を貼らせて貰い、隣駅の甲府駅に向かいました
そこでパチンコ屋とゲームセンターとビリヤード場を探して客層と客の入り具合をチェック
アルバイトを連れて食べに行けるレストランなどもチェックして一旦帰宅
そのときにバイトの女の子から電話が入り、早番希望で新たに2人の女の子を見つけてくれた報告を受けました
これでとりあえず4人
それ後、夜の22時になってからまた甲府駅に行き、出歩いている人のチェック、そして0時を過ぎてからコンビニで飲み物を買って甲府駅の周辺にいる若い人の集団に飲み物を配りながら声をかけて、この時間帯の遊び場などについて色々な話を聞かせてもらいました
ついでにお店がオープンする宣伝とバイトをしてみない?とも聞きましたがこの日は見つかりませんでした
深夜番のアルバイトを探すのはかなり大変なんですよ
その時間に活動していて、さらに暇な人を足で探す
でもやらないわけにはいかないので午前2時くらいまでこんなことを続けてみました
本来なら私が午前9時〜午後20時、片腕君が午後18時〜午前2時くらいまでと分担する予定だったんですけど
彼がいなくなってしまったので全てをやる羽目になり、この日以降睡眠時間5時間以上あった日はなくなるのでした・・・
つづく