再開!人生最大の苦労 第23話

ここでちょっと景品とペイアウト率について暴露しちゃいます
ゲームセンターなどの景品ゲームが好きな方には役に立つかも?!
風営法で決まっている景品1個の値段は上限が800円です
800円を超える景品は「風営法違反の景品」なのです
正確には「風営8号登録店」(ゲームセンターのこと)のみ対象で
クリスマスとか正月とかだけは多少高い物を使っても怒られないんですが
普段から単価800円以上の景品を使っていて、そのときに警察のガサ入れが入ると怒られますw
責任者は警察署に呼び出されて始末書を書かされますw
もちろん私も始末書を書いたことがありますぜw
1店舗で1年で2回書かされると刑事罰が課せられるので気を付けないといけません
大手チェーン店(タイトーナムコセガの直営店など)はきっちり守っています
つまり大手チェーン店に置いてある高そうな景品でも全て800円以下ということになります
小さいゲームセンターなんか800円以上を堂々と使っているところが多いですねw


次にペイアウト率ですが、これは「獲得された景品代/売り上げ」で計算するのですが
常連客がメインで景品が取れないイメージが付くと一気に売り上げが下がるのでペイアウト率は高目に設定します
それでも大体45%前後ですね
ペイアウト率40%で800円の景品だと2000円の売り上げで1個取らせる感じなります
景品がメインの店だと50%前後としているお店もあるようですが、業界で一般的には30%〜35%となっています
一見さんのみを対象にしている店だと(新宿や池袋など)10%〜15%で指示を出しているお店もあるそうです
なぜこんなにペイアウト率を低目にするかというとゲーム機代が高いからなんですよ
UFOキャッチャーも新品だと1台で150万〜250万円
以前にも書きましたがパチスロ1台で30万〜80万円なので、この機械代を稼がないといけないからなんです
UFOキャッチャーなんかはプレーヤーの腕次第で欲しい物がばっちり取れますが
ルーレットとかで当てる景品ゲームはペイアウト率を設定できるので、そのペイアウト率分だけお金を使わないと当たらないという物もあります
酷いルーレット景品ゲーム機はペイアウト率0%(絶対に当たらない)ということも可能なので
一時、秋葉原の某ゲームセンターで25万円くらいのパソコン本体をこの景品ゲーム機で景品として置いていましたね
ルーレット系の景品ゲーム機は目押しとか関係ないので、損してでも欲しい!って物があるとき以外はやらない方がいいです
UFOキャッチャーなんかはコツを掴めばちゃんと取れるはずです
この石和の店の景品部門の1日の売り上げが40万円前後
ペイアウト率20%で考えても1日8万円分の景品代を消耗するわけです
私としては常連客が多いことと、オープンして間がないこと、年末年始なので売り上げが伸びますからそれに合わせて多目に注文しました
日数が12月23日〜翌年1月10日までの18日分だったので120万円分くらいになったんですよね(これでも少な目に注文w)
ですがK社長はこの大量注文が気に入らなくてなんだかんだ文句を言って景品代をケチろうとする
景品代をケチると客離れに繋がるし、ポイント券を集めてより良い景品が貰えるシステムを取っているので常連客が減ることは致命傷になるんですよ
この辺を説明してもバカだから理解できないみたいで文句を言うだけw
K社長の指示通りにやって売り上げが落ちても俺の責任じゃないですよね?って言うと勝手にしろと言われましたw
つまり自由にやって良いということですねw
K社長から景品の仕入先を決められていたのですが、お世辞にも「良い物」を扱ってなかったんですよ
どこのゲームセンターでも使っている普通の物ばかりで、お店独自の色を出せる景品があまりなかったんです
とりあえず指示されていた仕入先に30万円分くらい注文を出してから、私の旧知の景品屋に電話をするのでした〜w