人生最大の苦労 第10話

11月28日、オープンの12月11日まで2週間を切り、さすがにバイトの教育をすることにした
早くからやり過ぎてもバイト代を無駄に払うだけというのもあるし、片腕君なしの1人でバイトの教育はかなり辛いんです
何が辛いかというと、早番教育のために朝10時〜17時、中番教育のために17時〜23時、遅番教育のために23時〜午前5時と19時間労働になるんですよねw
これが何日も続いたら死んじゃいますぜ^^
中番は甲府のゲームセンターのバイト経験者を使うので、中番の教育は右腕君が戻ってきてからにするとして
遅番に17時に来て貰い23時まで教育をすることにした
9時にK社長に電話を入れる
おいどん「K社長、そろそろバイトの教育を始めたいのですが、ゲーム機やビリヤードはいつ設置されるんですか?」
K社長「ビリヤードが12月8日の夜、ゲーム機の半分が12月9日の夜、残り半分が12月10日の夜に搬入する」
おいどん「ということはゲーム機の扱い方を教えるには時間がないですけどどうするんですか?」
K社長「そんなの10分も教えればできるだろ。できないやつはクビにして新しく雇えばいいよ」
このK社長の言い方、誇張してると思うかもしれませんが、本当にこういう言い方をするし、こういう考え方なんですよ
おいどん「新しく雇うとはいっても応募に来てませんよ。現状で7人しか決まってなくて、あと13人は必要な状態なんですよ」
K社長「なんでバイトが20人も必要なんだ?お前のバイトシフト計画をすぐにFAXで流せ」
おいどん「わかりました」
バイトシフト予定計画表をFAXする
早番3+予備3、中番4+予備3、遅番3+予備2、全体予備2の計20人
K社長「予備ってなんだ?」
おいどん「毎日働かせるわけではないので、メインの人が休むときにその時間に代わりに入れる人です。全体予備とは全ての時間帯にこちらの依頼に合わせてシフトを入れてくれる人です」
K社長「こんなに予備なんかいらないだろ!お前はバカか!」
おいどん「バイトの人数が多くても1日に入れる人数は決まっているので、バイトの総人数が多くても人件費が増えることはないですし、最初の約束通り200万は超えません。今の予定ですと180万以内には収まると思います」
おいどん(お前の方がバカだよw)
おいどん「そんなことより搬入の日程をもうちょっと早められませんか?」
K社長「無理だな。そうだ。搬入はお前も手伝うんだぞ」
おいどん(こいつ、最悪のバカだなw)
おいどん「夜の搬入を手伝うと私は3日間寝る時間がないことになるんですけどw」
K社長「搬入の人手が足りないんだよ。夜寝ないで昼間寝ればいいだろ」
おいどん「昼間はバイトの教育をしてますが?」
K社長「本当にお前は屁理屈ばっかだな。はい!って返事してその通りにやればいいんだよ!」
おいどん「右腕君が戻ってくるのならそれも可能になるので、早く彼を石和に戻してください。明後日には戻ってくるんですよね?」
K社長「ああ。明後日は無理だな。12月5日くらいまで延長な」
というわけでオープンまでにゲーム機を使った教育はできないことになったのであった・・・