4月27日からのこと〜 第3話

5月1日(木曜日)
この日は早朝に大連君が長春へ来ることになっていたので、午前4時20分に起きて支度をし、まだ電車は動いていない時間なのでタクシーに乗って長春駅へ向かう
大連君が言うには5時ちょうどに大連駅に到着するとのことだった
一応タクシーの中から大連君に迎えに行っていることと正確な到着時間を確認して教えてくれとメールした
その5分後、ヤツから返事があり5時ちょうどに大連に着くと書いてあった
4時55分に大連駅に到着
タクシーの運転手に少し待つようにお願いして駅の出口へ迎えに行く
5時になったが出てこない
・・・・・・・・・・・・・
5時10分
・・・・・・・・・・・・・?
5時15分
遅すぎるので駅員に確認してみると到着時間は定刻通り5時55分に着くと言われた
定刻が5時55分?!
おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい
まぢですか?!
とりあえず急いでタクシーへ戻り、まだ時間がかかるから待たないでいいと言ってから走行料+待ち時間料(22元+8元の計30元 約450円)を支払い、24時間営業のケンタに行ってコーヒーを飲みながら5時55分まで待つ


5時55分になったので駅の出口へ行き、6時になって大連君が出てきたので無事合流
6時から電車が動き出すので長春駅から吉林大学の寮まで電車で移動
大連君が腹減った〜というので電車を降りてから大学の近くのケンタでモーニングを食べてから寮へ移動
この後10時からおいどんの互相学習の趙さんと一緒に長春観光に行く予定だったので、その時間までおしゃべりをしたり、シャワーを浴びたりして時間を潰す


10時になり趙さんと待ち合わせをして3人で長春観光へ〜
最初に向かったのは「長春電影城」という映画村(電影とは日本語で映画のこと)
おいどんも行ったことがないんだけど結構おもしろいらしい
電車に乗って長春電影城の最寄り駅まで行き、そこから歩いて向かう
途中、長春電影城前交番があり、この先に間違いなく長春電影城があるぜ〜
ズンズン進んでいくが一向に見つからない・・・
でも入場料40元とか取る観光地だからちゃんとした建物がいっぱいあるはず〜
さらに500mくらい進むと右手に新しい大きな建物を発見
そっちの方に行くと車の展示場だった・・・
そこの人に長春電影城はどこですか〜?と聞くと
もうないよ
とあっさり言われてしまったw
ちょw
おいどんが持っている去年度の最新版ガイドブックに書いてるんだけどw
まぁ、文句を言っても何も始まらないので次の目的地である「吉林省博物館」へ向かうことにした
タクシーを拾う為、車の展示場から大通りに向かう途中、長春電影城の残骸がゴロゴロしてましたわ〜w


大通りに出てタクシーを拾い吉林省博物館へ向かう
今日は祝日なので入場料は無料
とりあえず吉林の歴史っぽい部分を触れて貰おうと連れて来たが大連君は全然興味がないようだったw
というか、つまらないな〜という感情が表に出るタイプなのですぐにわかるw
さっさと博物館を見て次の目的地「偽満皇宮博物院」へ行き、ここに入る前に昼食を食べる


14時
食後、偽満皇宮博物院に入ったんだけど、ここは第二次世界大戦のちょっと前から戦後までの満州国を題材にした博物館であるが、建物は当時の宮殿を利用している
当然主人公は愛新覚羅溥儀

これが案内図
ちなみに入場料は一般40元(約600円)、学生30元(約450円)
中に入るとすぐのところに乗馬場があり、1周400〜500mのトラックを1周10元(約150円)で乗馬を楽しむことができる
大連君は興味を示したがいまいち踏ん切りが付かないという感じだったので、おいどんが先に乗るから大連君も乗るのだ〜と命令するw

これが乗馬のチケット
実はおいどんもこの時初めて馬に乗ったんですよ〜
おいどんが馬に乗ってから馬術部の方が馬に乗って隣で手綱を引いて、1周約5分かけてゆっくり一緒に歩く
この時手綱を引いてくれた人と色々会話
面白かった
これを10元で楽しめるのなら安いかな〜
おいどんの後、大連君も乗馬に初挑戦し大興奮
大連君の後、趙さんにも乗るように勧めたが彼女は頑なに断ってきたw


大連君のテンションも上がってきたようなのでいよいよ博物館へ
おいどんもここには初めて来たので楽しみだぜ〜

溥儀が使っていたロールスロイス(だと思うw)



日本の壺が色々〜
おいどんが知っている壺に関する歴史(豊臣秀吉朝鮮出兵の際に、朝鮮人の陶芸家をたくさん拉致してきたこととか〜w)を趙さんに中国語で説明
それを聞いていた博物館の職員がおいどんたちに興味を持ったのか、こっちに来てこれらの壺に関することを日本語と中国語で教えてくれた


その後色々見ていくとこの博物館に関しての文言が刻まれた石碑があり、そこに中国語で「この歴史の一部を紹介することで全てのことがわかります」と書いてあった
非常におかしな言葉である
一部しか見せないでおいてそれを全体だと思えってどういうこと?
中国側から見た歴史だけが正しい歴史なのか?
これが中国の近代教育なのか?
と、ちょっと疑問に思ったので、思い切って趙さんにこの質問をぶつけてみた
ちなみに話したのはこの満州問題と尖閣諸島問題w
おいどんと趙さんは今までもこういったタブーに近い話をしてきているので特に気にせず話していたんだけど、それを知らない大連君が心配しているのが面白かったw
話した結果わかったことは、この言葉は日本に向けた言葉ではなく、溥儀やその側近たちが日本に中国の一部を売った売国奴であるということを認識させるための言葉とのことだった
尖閣諸島問題に関しては中国政府が発表した情報しか知らないのでどこに問題があるのかわからないとの解答しか貰えなかったので、日本の立場や現状を説明しておいたが、情報がない以上、明確な意見は言えないとのことだった
とにかく中国にいてニュースを見ていると、中国の報道の偏りが良くわかる




その後も色々見て回り最後は溥儀の一生を展示してあった

清朝時代の溥儀

満州国建国時の溥儀


博物館の出口の手前に溥儀が利用した地下防空壕があり、その中を見学してここの観光は終了〜
気が付けば17時半でした


偽満皇宮博物院の後は大連君の要望でタクシーに乗って紅旗街へ買い物に行く
紅旗街に18時過ぎに着いたのだが、地下商店街は17時までなので買い物ができなかったw
仕方がないので買い物は諦め、近くのデパートのレストラン街で台湾料理を食べてからバスに乗って寮に向かう


バスを降りてから趙さんと別れ、おいどんと大連君は2人でwal-martへ行き、大連君が寝るためのエアマットを買ってから寮へ戻る
相変わらずネットが復旧しないのでネットカフェに行くことになり、寮の1階に下りて行くと新しくネットカフェができていたw
何か作ってるな〜と思ったらネットカフェだったのかよw
しかもおいどんたち学生のネットは繋がってないのに同じ建物の1階のネットカフェのネットはばっちり繋がっている
なめてんのか?^^
近くのネットカフェだとタバコ臭くて辛いので1階のネットカフェを利用
ちなみに利用料は30分1元(約15円)
ここで1時間半ほどコメントのレスを書いたりして遊んでから自室に戻ってこの日は終了〜
つづく